マルチドリル工法 地中障害撤去工事
地中へ杭やシートパイルを打設する際、昔の建物の柱や杭、壁や床などの躯体が残っていると打設が出来ないため、
その残置物(障害)を取り除く工事です。マルチドリル工法とは、高トルクのロータリーテーブルを搭載したコンパクトな多目的大口径油圧掘削機「マルチドリル掘削機」を用いた障害撤去工事・杭工事工法です。
【マルチドリル工法の特徴】
●コンパクトで輸送、組立、解体が簡単
・15.0m×15.0m程度の敷地でも組立・施工ができる。
●各種ツールで硬質地盤掘削及び地下構造物、場所打ち杭、既製杭等の撤去が可能
・障害撤去、杭打設といった作業が1台で可能。状況に応じたツールで作業を実施。
●オールケーシング杭、アースドリル杭、拡底杭工法等に対応できる
●リーダー式の為、高精度の鉛直性を確保できるのに加え、機械本体は低重心設計となっており、三点式杭打機などと比較して重機転倒リスクを大幅に低減しています。
●近接建物、構造物により接近して施工ができる
・回転掘削部が外部に突出した形状をしている為、既存建物際などの施工が可能。